オシャレを楽しむシニアライフのはずが・・・
【沖縄県 那覇市 midoriさん】
私は60代女性です。
唯一の一人娘は嫁に嫁ぎ10数年。
子育ては一通り終え、ゆったりとした穏やかな生活を送っていました。
嫁いだ娘は、沖縄から離れ九州に在住しているため、なかなか顔を合わす機会もありません。
ですが、遠く離れていても娘は私の気に入る様なオシャレな洋服などを送ってくれるなどの親孝行をしてくれ、私に女性としての身だしなみを忘れさせないよう気遣ってくれます。
非常にありがたいことです。
そんなある日、沖縄に、仕事があるとのことで娘が里帰りをしました。
その際に私と娘は、二人でスーパーに買い物に行くことになりました。
娘が嫁に行く前までは一緒にこうやって買い物に出かけるなど、二人での行動は珍しくはなかったですが、嫁いだ後はなかなか顔を合わすこともままならなかったので、私にとっては非常に特別で嬉しいお出掛けでした。
娘に言われたショックな一言・・・
そんな中、事件は起きました。
買い物の最中、娘が私の顔を見て「はっ」としたかと思うと、急に笑い出しました。
「お母さん、鼻毛出てるよ!」
まさかの指摘に私は激しく動揺し、大変気恥ずかしい思いで私も思わず笑ってしまいました。
それでも娘は続けます。大きな市内のスーパーで人が多く行き交う中にも関わらず、娘は私に対して
「イヤ、笑ったらまた出るよ、鼻毛!」
と私の顔を指差しながら言いました。
私は娘に続けて2回鼻毛が出ていると、言われたのです。
私は普段身だしなみを人一倍気を遣っている方で鼻毛が出ていることはほとんど無いと自負しております。
いつも鼻毛が出ていても気にしない母親ならまだしも、いつも気遣っている自分の母親だからこそ鼻毛が出ているのを見て、娘も「思わず」笑ってしまったのだと思います。。。
私は恥ずかしいやら、プライドが傷つくやら・・・とにかくそんな気持ちでした。
若い頃から毛深い私は、昔から眉カットやお顔の産毛や鼻毛に対しても処理をしています。鼻毛の処理は、鼻毛を切る先が丸くなっている専用の小さいハサミで行っています。
娘に笑われた時は、年末の忙しい頃でたまたまムダ毛の処理を疎かにしていたのです。
親子だからこそ、堂々と鼻毛が出てるなんて言えたのだと思います。
近所の人なら、気づいたとしても指摘をしてくれることはなかったと思うのです。
娘からの指摘は有難いことですが、恥ずかしさが有難さよりも数段勝るほどでしたので、とにかくムダ毛の処理を疎かにすることは今後は絶対にしない、と肝に銘じめました。
いくら歳を重ねていても、ムダ毛は恥ずかしいものなのだなと実感した体験となりました。